JAグリーン長野の話題

畝間整地し負担軽減、歩いて安全 防草効果も

畝間整地し負担軽減、歩いて安全 防草効果も

長野市稲里町の農家、菅沼順一さん(77)は、ネギを土寄せした後にできる畝間の溝を管理機でならすことを提案している。V字状になっていた畝間を平らにすることで、歩きやすくなり、その後の栽培管理や収穫作業時の負担が軽減できる。農作業安全につながると実感し、特に高齢者にメリットが大きいと呼び掛けている。
この工夫は、菅沼さんが信濃町の畑でネギの栽培管理をしているときに発案。ネギを軟白させるために土寄せをすると、畝間は自然と深い溝になる。一畝で95メートルの長さにもなる畝間がV字の溝になることで、何度も行う追肥や収穫、運搬などの作業時に歩きにくさを感じていた。また、自らも含めて高齢者には、転倒や腰痛などにつながる恐れがあり、安全性が確保できないと考えた。
そこで、多くの農家が所有する小型管理機で整地することを思いついた。植え付け前にあらかじめ畝間を90~110センチと広めにとり、管理機で作業できる幅を確保。土寄せ後に、管理機でならす作業は一手間増えるが、機械作業なので時間は短くて済む。
整地後は歩きやすくなっただけでなく、草が生えにくくなり、除草剤を減らすことができ、費用削減にもつながっているという。
菅沼さんは「足腰の負担が減って、作業が楽になるので、ぜひやってみてほしい」と勧めている。

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初納車祝パレード

初納車祝パレード

JAグリーン長野篠ノ井農業機械センターとオートパル篠ノ井は9日、毎年恒例の農業機械と自動車の「初荷パレード」を開いた。今年度は、スピードスプレーヤーや乗用モアなど農業機械9台、軽トラックや乗用車など9台が初荷の対象となった。
JA篠ノ井農業機械・自動車部会協議会の役員やJA職員、JA全農長野、ジェイエイオート長野の関係者が参加。3班に分かれて購入者宅とJA支所を訪問した。
JA篠ノ井東支所管内ではJA職員ら7人が、2戸を訪問。スピードスプレーヤーを購入した生産者宅では、JA職員が感謝を伝えながら、お神酒と目録を手渡し、農作業安全と購入者と家族の健勝を祈り手拍子と掛け声で手締めした。生産者の男性は「これを機に、良い物が収穫できるように頑張っていきたい」と笑顔を見せた。
パレードを前に開いた初荷式では、神農佳人組合長が「農業にとって、農業機械や自動車はなくてはならない物となった。安全祈願と利用者へ感謝を伝えていきたい」とあいさつ。同協議会の滝沢由明会長は、生産者を代表し「スピード感のある販売とより良いサービス、安全な使用を伝えてほしい」とJAへ要望した。

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助成制度の活用を、積立金で生産振興

助成制度の活用を、積立金で生産振興

JAグリーン長野は地区・支所単位の管内100会場で開いた「営農懇談会」で、JA独自の助成制度「農業開発積立金」の活用を呼び掛けた。生産施設の整備や資材費低減に役立ててもらうことを目的としたもので、農業振興を後押しする。総合ポイントサービスによる営農関連のポイント還元の積極的な活用も促した。
営農懇談会は次年度のJAの農業振興方針をはじめ、営農関連事業の助成制度などを説明し、栽培計画に役立ててもらうことを目的に毎年開催。各地区担当の営農技術員が組合員に説明した。
農業開発積立金は2017年度、16事業を進めている。「野菜花き振興対策事業」では、延べ84戸に助成し、6ヘクタールの生産振興につなげた。こうした実績を説明し、さらなる活用を求めた。
総合ポイントサービスでは、共選所・流通センター・直売出荷が販売額に応じたポイント付与の対象となるとアピール。JAで使える「まごころ商品券」と交換でき、手取り向上につながるメリットを強調した。
さらに、JA自己改革の進捗(しんちょく)状況も報告。それぞれの支所長が、これまでの実績と重点的に取り組んでいる事項をJA独自の資料を使って伝えた。
組合員からは「資材価格をもっと下げてほしい」といった要望が多く挙がった。JAは、自己改革として進める肥料・農薬の重点品目の設定と価格引き下げ、早期予約・割引の活用などを呼び掛けている。
JAは、出席者の意見と要望への回答を示すとともに、次年度の事業計画に反映させていきたい考えだ。

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若手に基礎から解説、生産拡大へ勉強会

若手に基礎から解説、生産拡大へ勉強会

JAグリーン長野花き部会は、トルコギキョウの生産拡大に向けて、若手や女性、栽培歴が浅い生産者を対象にした勉強会を開いた。県長野農業改良普及センターの職員とJA営農技術員が連携して初めて企画。栽培初心者に基礎を分かりやすく伝えることと、2、3年栽培した人向けには連作による病害発生の課題克服を狙っている。対象者7人が参加した。
会場は長野市篠ノ井のトルコギキョウ生産者のビニールハウス。あらかじめ生産者と普及センター職員が、秋の栽培後の株と土壌を2カ所、80~100センチの深さまでスコップで掘り、根の様子を観察できるようにした。
参加者は、土壌中の根の様子を確認。根がしっかり張り、広がることで地上部の成長につながることや、硬盤ができると水がたまり根が傷み、病気や根腐れにつながることなどの説明を受けた。土づくりや深耕の重要性を再認識した。
普及センター職員は「地上部の状態だけを見て作りがちだが、土中の状態も意識しながら管理することが大切」と強調した。参加した生産者は「これまで根の様子を見ることがなかったので新鮮。学んだことを栽培に生かしたい」と話した。
JA管内のトルコギキョウは、12月から次年度に向けた苗の定植がスタートしている。同部会では、若手生産者を中心に説明会や声掛けを行いながら、栽培面積を増やしていきたい考えだ。

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遊休施設を子どもと地域に

遊休施設を子どもと地域に

長野市三本柳のJAグリーン長野旧三本柳支店は、地域団体「さんぼんやなぎプロジェクト」により「にっこりひろば」に生まれ変わった。同支店は、JA支所統廃合後、遊休化していたところ、同プロジェクトの要請により貸与。「子どもを中心とした地域の居場所」として、NPOホットライン信州のフードバンク事業の物流拠点としても、有効利用される予定だ。
同プロジェクトは、三本柳学区内の地域住民ら幅広い世代の女性が、地域団体などの協力を得ながら2016年から活動を続けている。信州こども食堂「さんぼんやなぎ食堂」の定期開催による食育や、学習支援活動などを通じ、安全・安心の地域づくりや世代間交流を目的としている。
プロジェクトの活動拠点として、長野市立三本柳小学校に近い同支店に賃貸の要請があり、JAは趣旨に賛同。支店内の床やキッチンなどの設備を改装し、オープンを迎えた。
「にっこりひろば」の開所に当たり、安全を祈願する神事と初めての活動として、しめ縄作りとこども食堂が開かれた。神事には、同プロジェクトの岡宮真理代表らメンバー、JAグリーン長野の塚田今朝幸専務ら役職員、JA長野県くらしのセンターの丸山剛センター長らが出席し、安全や発展を祈願した。
岡宮代表は「JAの協力でやっと拠点を構えることができ、活動の幅を広げることができる。みんなの力で良い場所にしていきたい」と意気込みを示した。塚田専務は「施設を子どもたちのため、地域のためにも有効に使っていただければうれしい」と話した。
オープンに合わせ、同プロジェクトにもち米10キロを塚田専務が贈呈した。また、この日行われた活動では、JAが寄付したもち米をおはぎにして振る舞った。JAでは、今後も活動支援を進めていきたい考えだ。

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