JAグリーン長野の話題

トルコギキョウ 本格出荷に確認徹底

JAグリーン長野花き部会トルコギキョウ専門部で6月中旬、トルコギキョウの出荷がスタートした。6月中の日中・夜温が低めに推移し、生育が足踏み。7月上旬に出荷のピークを見込む。
本格出荷を前に6月20日、長野市篠ノ井の東部青果物流通センターで目揃会を開催。生産者とセンター職員15人が出席した。販売情勢として、競合産地とも生育・出荷が遅れている傾向にあるなか、これまでの単価は、平年から平年以上の単価が続いている状況を報告。低温傾向により生育が遅れるなか、急激に最高気温が上がってきていることから、咲き過ぎ・切り遅れに注意し、選別を徹底することを確認した。また、今後、アザミウマ等の害虫の飛散も懸念されることから、防除の徹底と、防除による花シミ等の予防に努めることを確認した。
竹林一二専門部長は、「みな、土壌消毒などを行って土を改善してきており、よく仕上がってきている」と話し、積極的な出荷に意欲を見せた。
出荷は7月上旬をピークに下旬まで、東京・名古屋・大阪の市場を中心に出荷を予定。約9万本の出荷を見込むとともに、収穫終了後は、抑制作型の準備をすすめる。

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ぼかし肥料づくり

JAグリーン長野女性部更北総支部は6月17日、長野市真島の真島フルーツセンターで「ぼかしづくり」を行った。コロナ禍で昨年度から多くの活動を自粛するなかで、久しぶりの総支部活動。9人が250kgの米ぬかを使い、「ぼかし肥料」を作り上げた。
部員は、ブルーシートの上に米ぬか125kgを広げ、糖蜜とEM菌を加えた42度程度の湯を流し込み、力を合わせて混ぜるまでの作業を2回転させた。米ぬかと湯との混合作業では、部員の一人が「みそを捏ねるようにするといい」と他の部員に促し、部員はより丁寧に混合。その後力を合わせてブルーシートごと米ぬかを持ちあげ、左右に折り畳むように混ぜ合わせた。混ぜ方を丁寧に行ったことで、ぬかが細かく、発酵がすすむちょうどよい温度のままに仕上がった。部員は、「みなさん慣れていることもあって今回はすごくうまくできた」「みんなでやるからできる、みんなの力でできた」と喜んだ。中村泰子総支部長は「みなさんのおかげでよくできた。8月にはトマトケチャップづくりも予定している」と活動再開へ意欲を見せた。部員として出席した小林浜子女性部長は、「活動を再開できうれしい。だんだん今まで通りの活動に戻しながら、女性部活動をみなさんの拠り所としていければいい」と話した。
同総支部のぼかし肥料づくりは、長年続く「伝統的」な活動の一つ。毎年5月末に開催していたが、活動自粛のため見送った。6月13日から、加工所の再稼働等、JA施設の利用再開がされたことを機に、料理や趣味等の女性部活動も順次再開。ぼかし肥料作りも急遽決行。仕上がったぼかしは、各家庭に持ち帰り、発酵・乾燥させたのち、畑や家庭のごみ処理等で活用する予定だという。

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ラジコン草刈り機導入へ向けて 実演会を開催

長野市若穂の綿内東町基盤整備農用地管理組合は6月17日、綿内東町地区基盤整備事業で完成した山新田工区のほ場で、「のり面草刈機実演会」を開いた。組合は、綿内東町地区基盤整備事業で完成したほ場の生産者42人で組織された、畦畔やかん水施設を共同管理する団体。ほ場間にできた傾斜角30度程度ののり面の除草対策を共同で行うべく、大型の「ラジコン草刈機」の導入をめざし開催したもの。組合生産者、行政、JAグリーン長野若穂農業機械センターなど約50人が集まった。
実演機械は、アテックス社「RJ703」、ブリッグスアンドストラットン社の「Agria9500」、(株)牛越製作所の「かるずら~」の3台、のり面での作業に対応したロータリーモア。メーカー担当者から刈刃や刈取方式、走行速度等の性能、操作方法など説明を受け、実演を見学。整備後のほ場は大きい「石」なども残り、地面に滑りやすさもあったため、耐用性や安定性にも注目が集まった。組合の生産者は、それぞれに稼働する機械を見ながら、導入事例や作業場の注意点等、メーカー担当者に質問を寄せ、実演を含め、どの機械が導入に向くか、それぞれに意見をまとめていた。
管理組合の代表を務める金井豊さんは「のり面が多く、大型の機械を導入していかないとならないなか、決して安いものではないので、皆で実演を見ることができて非常に参考になる」と話した。今後、作業ほ場の状況によって「ハンマーナイフモア」も向くことから、ハンマーナイフモアも検討に入れて比較し、行政等の補助事業を活用し、来年までにラジコン草刈機を導入していきたい考え。あわせて、共同作業の方法なども検討していくという。

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アンズ着果確保 適期収穫を

JAグリーン長野は6月15日から振興品目のひとつ「アンズ」の集出荷を始める。6月に入り、平年以下の気温が続き、着色・熟度がやや遅れているが、着果量は品種差こそあるものの、概ね良好。昨年度、凍霜害による着果不足に苦しんだなか、出荷量回復による販売拡大に期待がかかっている。
出荷開始を前に6月14日、長野市松代町の松代農業総合センターで目揃会を開催。特産果樹部会杏梅桜桃専門部生産者49人が出席した。JA営農技術員、生産販売部販売担当、松代農業総合センター職員が、出荷規格、販売方針、出荷時の注意点などを説明。営農技術員は「昨日巡回したなかでは、1時間で1個程度出荷に向く着色の果実を見つけた程度。直ぐに収穫にはならないものの、今後の気温上昇に応じ、収穫適期を逃さず収穫してほしい」と要請。傷の程度や病害果などを示し、一次選果のポイントを説明した。販売担当者は、加工品について、従来の加工業者への出荷のほか、価格動向を踏まえながら市場等へも出荷も行い、生産者手取りの向上につなげたい考えを示した。
相澤耕一専門部長は「昨年、一昨年よりもよくついてきている。1個でも多い出荷を目指したい」と話した。
2022年度は、140,000パック(1パック=500g)(前年対比120%)を、東京、地元、大阪の重点取引市場と加工業者への出荷を計画する。

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給食で「ふっこう」感じて 学校給食に台風19号災害「復興大豆」を提供

長野市若穂の住民らが企画した「長野市綿内産ふっこう青大豆」「長野市綿内ふっこう豆腐」が6月中旬、長野市第二学校給食センター(長野市篠ノ井)管内の小・中学校の給食として提供された。これは、2019年(令和元年)台風19号で被災した若穂地区内の千曲川河川敷20ヘクタールで採れた大豆「青入道」を使った給食の提供を通じ、「生産者らの復興への思いを感じてもらい、地域と一緒に農業を守り続けてもらいたい」という関係者たっての希望で実現。昨年度は第四学校給食センターで、今年度は初めて第二学校給食センターに採用された。
メニューは、6月14日・16日に「復興青大豆のサラダ」、6月15日・20日に「復興豆腐の味噌汁」が提供された。15日には、「綿内産ふっこう豆腐」の仕掛け人で、綿内地区区長会竹内守雄会長と納品等を担当したJA職員がセンターを訪問。管理栄養士からメニューの説明や給食センターの取り組みを聞いた。センターでは、復旧に取り組む生産者の意を汲み、手作りポスターや、ほ場の状況等を記した献立表を作成し、学校に配布。各学校ではこの紙面や教員を通じて思いが届けられ、「大豆の話があり、いつも以上によく味わって食べている子が多かった」「説明がないと気づけない“青大豆”だったが、豪富災害からの復興をイメージして食べることができた」などと学校から感想が寄せられたという。竹内区長会長は「給食センターさんが代弁者となり、思いを届けていただいていることに感動した。地元の生産者の思いを給食を通じて知ってもらうとともに、この話を地元につなげ、生産者みなさんにはもっと農業を頑張っていただき、地産地消のため規模拡大や品目展開につなげたい」と話した。
同地区では、千曲川河川敷の農地約50ヘクタールが濁流にのまれ、水がひいた農地には、漂着ゴミや土砂の流出で壊滅状態となった。被災から約1か月後、若穂地区住民自治協議会の綿内区長会が「被災地支援活動 千曲川河川敷一斉清掃」を企画し、地元農家や住民、JA、ボランティアなどが、河川敷内のゴミの片づけや土砂の運び出し、農道整備を実施。2020年度に農業法人や大規模農家に8.5ヘクタールを集約。栽培した大豆で「ふっこう豆腐」の販売を始めた。2021年度には大豆栽培面積を20ヘクタールへと拡大し、4ヘクタールで青入道を、16ヘクタールでナカセンナリを栽培する。地元JAを通じメーカーで豆腐が作られ、地元A・コープ店舗やイベント等で販売。竹内さんによると「ふっこう豆腐」の売れ行きも順調、今後災害前以上の生産拡大も狙っているという。

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